はじめての大怪我は、小学校6年生のときに高鬼をしていたときでした。
鬼から逃れるために、それほど高くないブロック塀に登ったところ、バランスを崩して落ちてしまい、足を骨折してしまいました。
はじめての松葉杖。
手のひらや脇が痛くなるし、頑張って練習していた地元の祭りの鼓笛隊にも出れなくなるし、夏だったのでギプスが蒸れて足がかゆくなるし。
通学は母親が自転車で送り迎えしてくれていましたが、ある雨の日、母親が迎えに来れなくなり、松葉杖で傘もさせず、ずぶ濡れで下校していました。
すると通りがかりの車から、見知らぬおじちゃんが声をかけてくれて、車に乗せて家まで送り届けてくれました。
車の中で何を話したのか覚えてませんが、自分もこういう大人になりたいなと思ったことは覚えています。