RFP の書き方の説明です。
第一回は、概要をつかむため、目次レベルでの説明です。
1.RFP の構成
RFP は文量が多いので、本体以外に別紙をいくつか作ります。
以下がよくある構成です。
①RFP 本体
②機能要求(要求定義書)
③非機能要求(非機能要求定義書)
④要求一覧
⑤関係する既存システムや社内の構築ガイドライン等
機能要求や非機能要求は、それだけで文量が多いので、RFP 本体から「別紙1要求定義書を参照」のような形で、別資料にします。
参考までに私が携わった1億円くらいのプロジェクトだと、RFPが 80 ページ、機能要求が 120 ページ、非機能要求が 70 ページくらいの文量です。
連携する既存システムの情報や、社内で標準化されたガイドラインなども含めると、総文量は 500 ページを超えるものとなります。
いつも RFP を発出する身としては、これだけの文量を読んで、提案書を作るのって大変だろうなあと、ベンダーの方たちを尊敬します。
2.RFP の中身
RFP の中身は、目次レベルでは以下のようになります。
①はじめに(用語集や関連資料など)、目的と背景、対応概要、スコープ
②スケジュール、体制、役割分担、作業環境
③工程定義、成果物
④前提条件、制約条件、リスク、課題
⑤機能要求、非機能要求
⑥提案方法、評価方法
非常にたくさんのことを書かなければいけないことが分かると思います。要求定義がメインとなりますが、RFPを作るのに 3 ヶ月から半年くらいはかかります。
【振り返り】
今回は RFP の概要の説明でした。次回から一つ一つの詳細を説明していきたいと思います。
①はじめに(用語集や関連資料など)、目的と背景、対応概要、スコープ
②スケジュール、体制、役割分担、作業環境
③工程定義、成果物
④前提条件、制約条件、リスク、課題
⑤機能要求、非機能要求
⑥提案方法、評価方法