社内SEになりました

社内SEは本当に楽なのか?ユーザー系IT企業とSierとの違いは?これからIT企業への就職や転職を考えている人むけに、ユーザー系IT企業から社内SEに40代で転職した筆者がITエンジニアの仕事内容やプロジェクト管理のノウハウ等をご紹介。

転職1ヶ月目

転職初日でまず驚いたのは、ChromeBookです。

今までの会社ではWindowsOSでブラウザーIEのパソコンしか使ったことがなかったのに、ChromeBookです。恥ずかしながら、その存在すら知りませんでした。

業務システムは動くのか?と思ったら、やはり動かない・・・。業務システムはChromeBook上でWindowsの仮想環境を動かして使います。

ではOffice系のドキュメントは?

レイアウトが崩れたりするけれど、なんとか参照だけならできました。ドキュメントのメンテナンスは、IT子会社やベンダーがやるので、あまり不都合ではないらしい。

でも何でわざわざWindowsをやめたのか???と考える余裕もなく、最初の1週間くらいは、ChromeBookをはじめとして、いろいろな環境に慣れるだけで終わりました。ChromeBookは、使い慣れるとドキュメントの共有機能が素晴らしい。特に全国に拠点があって、離れた拠点の人たちとテレビ会議で打ち合わせをすることも多いので、そんな時に抜群の効果を発揮します。

今までIT企業にいたのに、こんな便利なものがあるなんて、不勉強もいいところでした。

で、2週目も1週目と同じく、ほとんど仕事せずに終わりました。

とにかく「色々な打ち合わせに同席をして、ユーザー部門に顔を売ること」が、当面の僕のミッションです。打ち合わせは、プロジェクトの進捗定例、ベンダーからの障害報告、要求定義(要求のヒアリングや課題の検討)、現地調査(現場の視察)、役員報告、といった感じです。打ち合わせの無い時間は、今やっているプロジェクトの企画書や要件定義書を読んだり、ユーザーマニュアルを読んだり、ひたすら読書と睡魔との戦いの日々。設計書も確認したかったけど、設計書はIT子会社が見るもの的な雰囲気があって、社内には設計書はありませんでした。

結局、最初の一ヶ月はほとんど仕事をせず、残業も12時間しかしませんでした。

楽だけれど、これはこれで苦痛です・・・。