いも全般が嫌いでした。
子どものころ、躾の一環だったのか、事実だったのか、ことあるごとに「うちは貧乏だから贅沢はできない」と母親に言われ続けていました。
そして父親からは、子どものころ(戦後すぐ?)は食べるものが無くて、いもばかり食べていた、という昔話も聞かされていました。
この2つが幼い私の心で合体をして、「いも→貧しい食べ物→まずい」という図式が出来上がりました。
そのため子どものころは、焼き芋も、じゃがバターも、里芋の煮っ転がしも、大学芋も、ポテトサラダも嫌いでした。
大学生になって友人と食事する機会が増え、いも偏見がなくなり今では逆に好きになりましたが、今でも「いも」のことを考えると、貧しくて?いもが嫌だった子どものころを思い出します。