脂身のある肉は苦手です。
ステーキも、サーロインはきびしく、食べるのはいつもヒレ。
単に食が細いだけなのに、ヒレの方がサーロインより高いので、高い肉しか身体に合わないと、ちょっとした優越感がありました。
そのガラスの優越感を打ち砕いたのが、最近になって知ったシャトーブリアン。
恥ずかしながら、シャトーブリアンを知ったのは 2 年前。
はじめて食べた時には、ヒレよりも美味しい肉に感動しましたが、徐々にシャトーブリアンが胃にもたれるように・・・。
そしてあっという間に普通のヒレに逆戻り。
でもシャトーブリアンを知ってしまった後のヒレ肉は、ササミのような感じがして、昔のようなヒレを食べるたびにブルジョワになったような気分を味わうことができなくなりました。
世の中には、知らない方が幸せだったと思えることが、たくさんあります。