プロジェクト管理の中のステークホルダー管理の説明です。
プロジェクト管理におけるステークホルダーとは、ユーザー部門や協力会社、自社の経営層や上司、プロジェクトメンバーなど、プロジェクトに何らかの関わりを持つ全ての人が対象となります。
プロジェクトメンバー以外は、PMが指示を出すことができないため、プロジェクトに及ぼす影響をいかにコントロールできるかがとても重要になります。要はこういった人たちと良好な関係を築きましょう、というのがステークホルダー管理です。
ステークホルダーの役割を明確にして、後で決めたはずのことをドンデン返しされないように調整をしていきます。
個人的にはステークホルダー管理は、プロジェクト管理の範疇を逸脱していると思っています。プロジェクトを運営していく上で不要というわけではなく、とても重要ではありますが、テクニカルな手法とは対極にあるので、誰かから教わったからできるようになる、というようなものではありません。
誰に、どんなタイミングで、どんな風に、ネゴシエーションしないといけなのかは、会社・組織によって全く異なります。
多少テクニカルなことを言えば、キックオフやステアリングコミッティーといった儀式的な会議をきちんと設け、然るべきポジションの人たちに参加してもらって、プロジェクトの協力者になってもらうことが重要です。
【振り返り】
今回はプロジェクト管理の中のステークホルダー管理の説明でした。次回は外注管理の説明をしていきたいと思います。
①.進捗管理
②.品質管理
③.コスト管理
④.課題管理
⑤.リスク管理
⑥.変更管理
⑦.コミュニケーション管理
⑧.成果物管理(文書管理)
⑨.要員管理
⑩.ステークホルダー管理
⑪.外注管理